サバゲー初心者にとって、エアガン用スリングは見落としがちな重要アイテムです。スリングとはライフルなどの長物エアガンを肩から提げるためのベルトで、上手に使えばゲーム中の負担を減らし戦闘を有利に進められます。この記事では、スリングの役割やメリット、種類ごとの特徴と選び方のポイントを初心者向けに解説し、人気のスリングや用途別のおすすめ商品を紹介します。
スリングの役割とメリット
スリングを使う主なメリットは以下のとおりです。
- 長時間の携行が楽になる: エアガンは重いものだと2~5kgほどあり、長時間持ち歩くと疲れてしまいます。スリングで肩に下げれば両手の負担を軽減でき、長時間のサバゲーでも疲れにくくなります。
- 両手がフリーになり機動力アップ: スリングを使って銃を体に固定すれば、両手が自由に使えるため移動時や障害物を乗り越える際に便利です。
- 武器の切り替えがスムーズ: サバゲーでは状況に応じてハンドガンなどサブウェポンへの持ち替えが必要になる場面があります。スリングを使えばライフルを肩から提げた状態で素早くハンドガンを抜けるため、武器切り替えがスムーズです。
- 紛失・落下防止: スリングで銃を体に固定しておけば、移動中や転倒時にもエアガンを落とすリスクを軽減できます。
- 射撃時の安定性向上: スリングをうまく活用すれば、射撃姿勢の安定にもつながります。銃を構える際にスリングを引っぱってテンションをかけると、体に密着して保持でき、エイミングが安定します。
スリングの種類と選び方
スリングには主に1ポイントスリング、2ポイントスリング、3ポイントスリングの3種類があり、それぞれ構造と使い勝手が異なります。初心者の方は違いを理解して、自分のプレイスタイルに合ったスリングを選びましょう。
2ポイントスリング

- メリット
-
両端で支えるため安定感が高く、両手を離しても銃を保持しやすい。構造がシンプルで使いやすく、多くのエアガンに対応。
- デメリット
-
銃を構えた肩から反対側に持ち替える動作(スイッチング)がやや行いにくい。
- おすすめの人
-
屋外フィールドや長時間ゲームが中心の初心者向け。
1ポイントスリング

- メリット
-
身体の左右どちらにも素早く銃を振り替えやすく、スイッチングが簡単。射撃時に銃が安定しやすい。
- デメリット
-
銃身がぶらぶらと動きやすく不安定。重量が首と肩に集中するので疲れやすい。
- おすすめの人
-
室内戦やスピーディーな動きが求められるプレイヤー向け。
3ポイントスリング

- メリット
-
3点で支えるため安定感があり、両手が完全にフリーな状態で銃を背中に背負って移動できる。
- デメリット
-
構造が複雑でストラップが絡まりやすい。初心者には扱いづらい。
- おすすめの人
-
特殊な用途やミリタリー装備の再現を重視する人向け。
初心者におすすめのエアガン用スリング5選
DFsucces エアガン用1点式スリング(ワンポイントスリング)

- Amazon売れ筋ランキング第1位の人気商品で、価格が約1,000円と手頃です。装着が簡単で両手をフリーにでき、弾性ゴム(バンジー)入りのナイロン素材により衝撃を緩和して肩への負担を軽減します。1点支持のため銃を構えたままの射撃が安定しやすく、利き腕の持ち替え(ショルダースイッチ)もスムーズです
- 1点式ゆえに銃を下げた状態では安定せずぶらぶらしやすいため、未使用時も手で支えて銃身の揺れを抑える必要があります。また重量が全て片肩にかかる構造のため、銃本体が重い場合は長時間の使用で肩が疲れやすい点にも注意が必要です。
Gallon’s タクティカルスリング(1点/2点/3点切替対応)

- 付属パーツにより1点・2点・3点式いずれにも対応でき、用途に合わせた使い分けが可能。
- ナイロン製ベルトと金属フックで耐久性が高く、強力なバンジーゴムを中間部に採用して衝撃を吸収し肩への負担を軽減。
- 強力なバンジーゴムを中間部に採用し、衝撃を吸収して肩への負担を軽減
- スイベル(吊り下げ金具)へのワンタッチ装着が可能
- スリングスイベルが無い銃にも連結用リングで取り付けられる汎用性あり
- サバゲー中のマガジン交換やサイドアームへの持ち替え時に両手が使え、初心者でも機動性が向上
- 3点式として使用する場合、ストラップの構造がやや複雑で、慣れないと体や装備に絡まりやすい
- 2点式としては一般的なスリングのため、クイック調整機能(素早い長さ変更)がない
- 状況に応じた長さ変更は手動でストラップを調節する必要がある
- 瞬時の構え直し(ショルダースイッチ)は最新型の2ポイントスリングほど容易ではない
Sabsta サバゲー用3点式スリング(スリーポイントスリング)

- サバイバルゲーム初心者でも簡単にエアガンへ取り付け可能
- 体に密着させて背負える3点支持により、移動時に銃の重さを軽減できる
- 走ったり両手で作業するときも安定して銃を保持できる
- 射撃時にはジョイント部のロックを外すだけで、1点支持スタイルに素早く切り替え可能
- 構えやすさと安定性を両立
- スリング取付用の金具がない銃でも、付属の補助ベルトで簡易的な取付ポイントを作成可能
- 3点式はベルトが体に巻き付く構造上、慣れるまではストラップが絡まりやすくセッティングに時間がかかる
- 構造が複雑なぶん調整箇所が多く、シンプルな1点式・2点式に比べると初心者にはわかりにくい場合がある
- 銃を構えた状態から瞬時に肩替えする動きがしづらい
- 接近戦(CQB)よりも屋外フィールドでの使用に向いている
東京マルイ No.220 クイックアジャスト ツーポイントスリング(2点式スリング)

- エアガン大手メーカー東京マルイ製の公式スリングで、品質と信頼性が高い
- 2点式ながらワンタッチで約30cmの長さ調整が可能な「クイックアジャスト」機能を搭載
- 移動時と射撃時で瞬時にベルト長を切り替えられる
- 首・肩当て部分にクッションパッドが付属しており、長時間の装備でも肩への食い込みを軽減
- 2箇所のフックで銃を吊る2ポイント運用のほか、フロントフックを外して1点式スリングとしても使用可能
- 実売価格が3千円前後と手頃で、頑丈かつ使いやすい
- 「初心者の方に良い物だと思います」とのユーザーレビューあり
- 他の安価なスリングに比べると価格はやや高めだが、その分しっかりした作り
- 付属パッドが小ぶりで、装着位置によっては肩への当たりが狭く感じる場合がある
- 高機能ゆえに屋内戦(CQB)で頻繁に肩替えを伴う状況ではやや使いにくいとの指摘あり
- 屋外戦では素早い長物の背負い直しができると好評だが、「非常に良い物だが万能ではない」との声もある
- 汎用性と操作性のバランスが良いが、完璧なスリングとは言えない
OneTigris 2点式タクティカルスリング(ツーポイントスリング)

- 耐久性に定評のあるOneTigris製で、ハードな使用にも耐える
- 金具類は錆びにくい金属製で耐久性が高い
- ベルト幅約1インチ(2.5cm)のナイロン製ストラップで質感・作りがしっかりしている
- 56〜70インチ(約142〜178cm)の幅広い長さ調節が可能で、体格や装備に合わせやすい
- 斜め掛けにしてもズレ落ちず、銃口が低い位置で安定し持ち運びが楽
- 価格が2千円台とコストパフォーマンスが良い
- 「OneTigrisなので信頼でき、クオリティも良い」との高評価あり
- クッションパッドが付いておらず、肩への負担が軽減されにくい
- 瞬時に長さを変えられる機構がなく、手動での調整が必要
- 銃を構えた状態から背負い直す際に高機能スリングと比べると機動性で劣る
- 一般的な2ポイントスリング共通の弱点ではあるが、即座の長さ調整が難しい
- 大きな欠点は報告されていないが、高機能スリングを求める人には物足りない場合もある
スリングの取り付け方と使い方
- 1. 取り付けポイントの確認
-
エアガン本体にスリングを通すための穴や金具(スイベル)があるか確認。
- 2. スリングを銃に取り付ける
-
スリングのフックやベルトを、銃の取り付けポイントに通す。
- 3. 体にスリングを装着する
-
スリングを自分の肩や首にかけ、実際に銃を提げてみる。
- 4. 長さの調節
-
構えたときに適度に張る長さ、下げたときに銃がぶらつかない長さに調節。
まとめ
エアガン用スリングは、サバゲー初心者こそ注目したい便利装備です。スリングの役割や種類、選び方のポイントを理解することで、自分に適した一本が見つけやすくなります。まずは人気の2ポイントスリングや手頃なバンジースリングから試し、慣れてきたら用途に応じて買い足していくと良いでしょう。スリングを活用して、サバゲーを安全・快適に楽しみましょう!
コメント