はじめに

サバイバルゲーム(サバゲー)で使うヘルメットの中でも、ファストヘルメットは高い拡張性とカッコ良さで人気です
この記事では、初心者向けにサバゲーでヘルメットは必要かといった基礎知識から、ファストヘルメットの特徴・選び方、そしてコスパ重視のおすすめファストヘルメット5選を紹介します。「サバゲー ヘルメット おすすめ」で検索している方はぜひ参考にしてください。
サバゲーでヘルメットは必要?メリットと安全性
- 1. 素材と耐久性
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サバゲー用ヘルメットの多くはABS樹脂製ですが、製品によって強度が異なります。安価なものは軽量ですが薄手のプラスチックで割れやすい場合があります。一方、中級モデルではグラスファイバー混合など強化素材を採用し強度を高めたものもあります。
たとえば自衛隊88式鉄帽のレプリカではABS樹脂にガラス繊維を混ぜ強度を上げており、内部ベルトも頑丈で外れにくい仕様です。
実物に近い金属製(スチール製)のレプリカも存在しますが、重量が増す(1.5kg前後)ため長時間の着用には不向きです。
ご自身のプレイスタイルに合わせ、軽さと頑丈さのバランスを考えましょう。
- 2. 装着感とフィット感
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ヘルメットは頭に合ったサイズでしっかり固定できるものを選びます。
最近の製品はダイヤル式のサイズ調整機能を備えたものが多く、微調整してピッタリフィットさせることができます。
あご紐も4点式だとズレにくく安定します。内部パッドのクッション性や通気用の穴の有無もチェックしましょう。通気孔があれば夏場の蒸れを軽減できます。
重量が重すぎると首に負担がかかるため、なるべく800g前後までのものが扱いやすいです(参考: OneTigris FASTヘルメットは約800g。
装着感が良ければ動いてもブレにくく、ゲームに集中できます。
- 3. 互換性(拡張性)
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ヘルメット本体にサイドレールやNVGマウントが付いているかを確認しましょう。
レールがあれば懐中電灯(タクティカルライト)やアクションカメラ、シューティング用ヘッドセットなどを簡単に取り付け可能です。
実際、ヘルメットのナイトビジョンマウントに装着できるGoPro用アダプターを使えば、視線に近い安定した動画撮影ができます。
他にもヘルメットカバーを被せたりパッチ類を貼り付けたりと拡張でき、ただの飾りだったヘルメットが有用なプラットフォームになります。
購入前に、自分の付けたいアクセサリーに対応したマウントやベルトが備わっているかを要チェックです。
- 4. デザインと見た目
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最後にデザイン面です。現代風の「FASTヘルメット」や「MICH2000」タイプは特殊部隊らしい雰囲気が出ますし、WWII米軍のM1ヘルメットなどはヒストリカルな外観で気分が上がります。
迷彩パターンやカラーも装備全体の統一感に関わるので、服装に合わせて選ぶと良いでしょう。チームで色や形を揃えると一体感が出ますし、被弾判定の見落とし防止にもつながります(※敵味方の識別はフィールドで誤認しにくいですが、統一感はモチベーションUPに寄与します)。数千円の安価レプリカは樹脂むき出しでチープに見えがちですが、カバーやアクセサリーで本物らしい雰囲気に近づけることもできます。
見た目の満足度もサバゲーの楽しさの一部なので、好みに合うデザインを選びましょう。
以上を踏まえて、次章から価格帯別のおすすめサバゲーヘルメットを紹介します。初心者向けの低価格エントリーモデルから、リアル志向の高価格モデルまで、それぞれ特徴とメリット・デメリットを解説します。
おすすめのサバゲーヘルメットランキング(価格帯別)
(1) 低価格帯(~5,000円)
エントリーモデルが中心で、初めてヘルメットを導入する初心者に適しています。価格が安いぶん手軽に試せて、プラスチック製で軽量なのがメリットです。ただし耐久性や細部の作りは上位モデルに劣り、強い衝撃を加えると割れたりパーツが外れやすい場合があります。見た目もシンプルでツヤのある樹脂そのままのものが多いですが、十分にサバゲー気分を味わえるでしょう。
SHENKEL M88 フリッツタイプ ヘルメット

メリカ軍で使われた旧型ケブラーヘルメット(通称フリッツヘルメット)のレプリカです。リーズナブルな価格で入手でき、多くの初心者がまず選ぶ定番モデルとなっています。メリットはコストパフォーマンス抜群な点で、「どれを買うか迷ったらこれを選べば間違いない」と言われるほど安価で必要十分な性能を持ちます。
基本的な形状がオーソドックスなM88フォルムなので、他社製アクセサリーの互換性も高く、後からレールやカバーを追加してカスタムも可能です。
初心者だけでなくベテランが予備用として持っておくにも最適でしょう。
デメリットは、安価ゆえに内装のクッションやストラップの品質が標準的で、高級品と比べると長時間装着時のフィット感で劣る点です。また通気孔がないため夏場は蒸れやすく、被弾しても本人が気付きにくいという指摘もあります。
とはいえ「とにかく痛いのは嫌!」という方には入門用として十分検討に値するでしょう。
Haverain FAST PJタイプ タクティカルヘルメット

現代特殊部隊風の“FASTヘルメット”形状を、驚くほど低価格で再現したモデルです。サイドにレール、前面にNVGマウント(VASシュラウド)も備えられており、アクションカメラやライトの装着にも対応します。
空気穴も多数あり軽量&通気性が良い設計です。メリットは安価ながら拡張性が高い点で、見た目も最新型ヘルメットそのもの。実売価格3千円前後とは思えない装備充実ぶりで、ヘルメットデビューと同時にカメラ運用なども楽しめます。
重量も約400~500g程度と非常に軽いです。一方デメリットとして、素材のABS樹脂が薄めで耐久面ではやや心許ないことが挙げられます。
激しい取扱いや過剰なカスタムをすると破損の恐れがあります。またレールやマウントの規格精度が甘く、高級モデル用アクセサリーだとフィッティングに調整が必要な場合もあります。それでも「とりあえず形から入りたい!」という初心者にはピッタリのモデルです。
中価格帯(5,000円~15,000円)
この価格帯になると、価格と性能のバランスが良い製品が揃います。多くのサバゲープレイヤーに人気で、実売1万円以下でも十分高品質なヘルメットが手に入ります。レールシステム標準搭載や、内装パッドの充実、実物さながらの造形など、エントリーモデルからのグレードアップを実感できるでしょう。耐久性も向上し、長く使える相棒になり得ます。
OneTigris MICH 2000 レプリカヘルメット

ミッチ2000タイプのABS製レプリカで、米軍風デザインとかっこよさに定評があります。
OneTigris製品は全体的に品質が良く、このヘルメットも例にもれず作りの良さが光ります。メリットはまずフィット感の良さです。後頭部にダイヤル式アジャスターを備え、フリーサイズでも頭囲22~24インチ程度に細かく調整可能。
内部7点のスポンジパッドで被り心地も快適です。さらにNVGマウントとサイドレール付きで拡張性も万全、別売りのヘルメットカバーを付けたりワッペンを貼ったりとカスタマイズも楽しめる設計になっています。
耳周りが開放されたデザインなのでヘッドセットとの相性も良好です。重量も約665gと実物より軽量で扱いやすいです。
デメリットは、強いて言えばエントリーモデルより値段が高いことですが、その分の価値は十分にあります。またABS樹脂製のため防弾性能は当然ありませんが、サバゲー用途では問題になりません。総じて中価格帯の筆頭候補としておすすめできる一品です。
SHENKEL 88式鉄帽 ハードシェルヘルメット

自衛隊採用の88式鉄帽を模したレプリカで、リアリティを追求する方に人気のモデルです。
およそ7~8千円台で購入でき、素材はABS樹脂にグラスファイバーを混合した堅牢なハードシェルとなっています。
メリットは非常に頑丈な作りであることです。グラスファイバー補強のおかげで強度が高く、多少手荒に扱っても割れにくい安心感があります。
内部のライナーやベルトも実物同様にしっかりしており、ゲーム中に外れてしまう心配も少ないでしょう。
重量は約770gとやや重めですが、そのずっしりした被り心地がリアル感を高めてくれます。
被ればまさに自衛隊員になりきれる外観で、迷彩服との相性も抜群です。デメリットは、重量ゆえの負担感と通気性の低さです。真夏の屋外ではかなり蒸れる可能性が高く、頻繁な休憩やインナーキャップでの汗対策が必要です。また形状がフルカバータイプのため、ヘッドセットや大きめのゴーグルと干渉する場合があります。
拡張レール等は付いていないのでカメラ運用には工夫が要ります。それでも「レプリカとは思えない出来栄え」でコスト以上の満足感が得られると評価されており、ミリタリーマニアなサバゲーマーにおすすめです。
(3) 高価格帯(15,000円~30,000円以上)
いよいよ本格派向けの領域です。値段は張りますが、素材の質や作り込みが飛躍的に向上し、実物の軍用ヘルメットに迫るクオリティを持ったギアが手に入ります。耐久性は言うまでもなくトップクラスで、細部のパーツも金属製だったりと非常に凝った製品が多いです。重量もリアル志向で重めになる傾向ですが、そのぶん被った時の存在感と没入感は最強です。ミリタリーコスプレや装備再現を極めたい方にとって最適な選択肢でしょう。
スティール製 復刻版 M1ヘルメット

こちらは素材にスチール(金属)を用いており、プラスチックでは味わえないひんやりとした質感と重みがあります。約1.4~1.5kgというずっしりした重量感はまさに本物そのもので、被った瞬間に往年の戦争映画のワンシーンが蘇るでしょう。
メリットはその圧倒的なリアリティです。塗装の質感やシルエットもよく再現されており、ネットカバーや偽装の草を挟めば気分はまさにGIジョー。ヒストリカルな装備が好きな方にはたまらない一品です。
強度も非常に高く、エアガンの至近弾はもちろん跳ね返します(※ゲーム上はどのみち無効化ですが…)。デメリットは、現行のタクティカルヘルメットと比べ実用性が低い点です。重くて嵩張るため機動戦向きではなく、サイドレール等も無いのでカメラやライトの取り付けも困難です。どちらかと言えばコレクションやコスプレ用途寄りですが、「被るだけで気分が最高潮に盛り上がる」装備でもあります
サバゲーでもヒストリカルイベントやフィールドの雰囲気によっては活躍するでしょう。
ヘルメットのカスタマイズ・おすすめアクセサリー
ヘルメットを手に入れたら、ぜひカスタマイズにも挑戦してみましょう。ヘルメットはそれ自体では頭が蒸れるだけの「飾り」になりがちですが、ライトやカメラ、ヘッドセットなどを取り付けることで一気に実用度が上がり、装備の幅が広がります。
ここではヘルメットに装着できる代表的なアクセサリーと、そのおすすめ製品を紹介します。
まず忘れてはならないのがアイプロテクション用のゴーグルです。ヘルメットと併用できる薄型フレームのゴーグルがおすすめ。ヘルメットの上からゴムバンドで固定すれば激しい動きでもずれにくくなります。例えばESS社のタクティカルゴーグルは耐衝撃性が高く曇り止め加工も優秀で定番です。ヘルメットの色に合わせてレンズ交換できるモデルもあります。
サバゲーの様子を撮影したい方には、ヘルメット前面のNVGマウント(ナイトビジョン用台座)を活用しましょう。ここに取り付ける専用アダプターでGoProなどのアクションカメラをがっちり固定できます。
おすすめはSHENKEL製 GoPro NVGマウントです。1,000円台と手頃ながらヘルメットに確実に固定でき、自分の視線に近い映像をブレなく記録できます。
実際にヘルメット装着動画を撮ってみると臨場感が段違いなので、動画撮影派の方はぜひ導入してください。
暗所戦や夜戦では、ヘルメット用ライトがあると便利です。側面レールやベルクロで装着するタクティカルヘルメットライトは、手を使わず照射できるので探索やマップ確認に役立ちます。
軍用モデルでは肉眼では見えないIR(赤外線)ライトを発するタイプもあります。
手軽なものとしては、レールに差し込む小型LEDライトや、ヘルメット後部に貼り付ける**Vライト(シグナルストロボ)**がおすすめ。T.D.Well製のV-Liteは点滅パターンを切替えられ、夜間の被弾アピールや仲間への合図に使えて人気です。
暗所戦や夜戦では、ヘルメット用ライトがあると便利です。側面レールやベルクロで装着すプラスチック感のあるレプリカヘルメットも、カバーを被せれば一気に本物っぽくなります。
迷彩柄のヘルメットカバーを装着すれば偽装効果も高まり、装備に統一感が出ます。OneTigris製のヘルメットカバー(FASTヘルメット用)は500Dナイロン製で耐久性もあり、マルチカムなど柄も選べて人気です。
面ファスナー(ベルクロ)も付いているので国旗パッチや部隊章パッチを貼り付ければ、よりリアルな雰囲気が楽しめます。
無線機を使う場合は、ヘルメット対応のヘッドセットがあると便利です。OPS-COREタイプのヘルメットならARCアダプター経由でイヤーマフ一体型ヘッドセット(例えばZ-Tactical製COMTAC IIレプリカ)を直付けできます。
仲間との通話や耳の防護も兼ねられ、一石二鳥です。ただし重量が増すので、バランス調整にリアカウンターウェイトを付けるなどすると良いでしょう。
この他にも、迷彩の布や草を挟んでギリースーツ風に偽装したり、スカルマスクを組み合わせてインパクトを出したりと、カスタム次第でヘルメットは十人十色に化けます。
やりすぎると重くなり実用性を損なう場合もありますが、自分だけのヘルメット装備を作り上げるのもサバゲーの醍醐味です。ぜひ色々試してみてください。
まとめ
以上、価格帯別におすすめのサバゲーヘルメットを紹介してきました。
簡単に振り返ると、低価格帯では「SHENKEL M88」や「Haverain FASTタイプ」といった初心者向けヘルメットが手軽で◎。
中価格帯では「OneTigris MICH2000」や「SHENKEL 88式鉄帽レプリカ」など、品質と拡張性のバランスが良いモデルが揃い、迷ったらこのクラスから始めるのがおすすめです。
高価格帯では「FMA製エアフレーム」や「スチール製M1ヘルメット」のように、リアル志向の最強ギアが手に入ります。それぞれメリット・デメリットがありますので、自分の予算やプレイスタイルに合わせて選んでみてください。
初心者の方は、最初は無理に高価なものを揃えなくてもOKです。まずは安価なヘルメットで被り慣れてみて、必要性を感じたら中級モデルにステップアップすると良いでしょう。ヘルメットがあると安全面の安心感が違いますし、なにより装備の完成度が高まってサバゲーがもっと楽しくなります。
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