海外製電動ガンとは
海外製電動ガンとは、海外で製造されている電動ガンのことです。主なメーカーは、台湾、香港、中国本土、といったところが多いのですが、ヨーロッパ資本のメーカーも少数が存在します。
もともとは東京マルイが1991年に開発した電動ガンのコピーから始まったのですが、最近ではオリジナルの機能を搭載下モデルも出始め、独特の進化をはじめています。
海外製電動ガンの信頼性は
海外製電動ガンの始まりは、前述したように東京マルイの製品のデッドコピーです。そのため、日本に海外製電動ガンが出回りはじめた頃の品質は、お世辞にも褒められたものではありませんでした。
その頃の海外製電動ガンは、外装フレームを利用したい人が購入して、メカボックスはマルイ製に換装というのが、一般的な使われ方でした。
しかし、最近の海外製電動ガンは生産設備、品質コントロールの向上で、東京マルイのスタンダード電動ガン並の品質を持っているものも多くなってきました。
日本製と海外製の電動ガンの違いとは
先程、海外製電動ガンは「独自の進化の道を歩みはじめた」と書きましたが、具体的に日本製電動ガンと、どう違ってきているのかをご説明します。
1,電動ガン化されるモデル数の違い
日本製と海外製電動ガンの違いの一つに、製品ライナップの豊富さが挙げられます。日本製の電動ガンは徹底したマーケッティング調査を施し、ある一定数の販売数と利益が見込まれるモデルしか電動ガンとして製品化されません。
しかし、生産コストの低さを生かせる海外製電動ガンは、ヨーロッパやアメリカの多様なニーズに対応しても利益が確保できるので、日本では製品化が見込めないモデルも、電動ガンとして製造されています。
2,メカボックスの耐久性
海外製電動ガンは、日本製のように銃刀法に縛られていません。そのため、初速140m/sといった海外仕様の強レートのスプリングにも耐えられるように、頑丈に作る必要があります。
そのため、ギアも焼結合金ではなく、素材からの削り出し、軸受ベアリングも8ミリが標準で搭載されているというように、日本製のメカボックスよりも、耐久性が大幅にアップしています。
3,外装部の質感とリアルな刻印
海外製電動ガンでは、人件費などの製造コストが低く抑えられる強みを活かして、日本製の電動ガンでは、コスト的に使えないような素材を使って、製品の質感に付加価値を与えています。
日本製電動ガンがプラフレームでコスト低減と戦っている時に、スチール素材のフレームや、リアルウッド素材のストックをふんだんに使い、エアガンマニアの眼を惹きつけました。
また、リアルガンメーカーとライセンス契約を結び、実銃同様の刻印でリアル感を出しているのも大きな魅力です。
4,MOS-FETの導入
海外製で電動ガンには、スイッチとなるトリガー部に「MOS-FET」と呼ばれる電子制御デバイスが、積極的に搭載されています。この電子デバイスのおかげで、海外製電動ガンは、日本製では実現できなかったモデルのバースト化や、オートストップ化に成功しています。
東京マルイも最近になって、一部電動ショットガンにこの「MOS-FET」を組み込んだようですが、早くから電子デバイスを搭載している台湾製電動ガンに、すっかり先を越された感は否めません。
5,HOPパッキンの硬さ
これは、違いというよりも海外製電動ガンを使用する時の注意点です。海外製電動ガンは重量弾を高初速で撃ち出すため、BB弾にホップ回転を与えるためのパッキンが日本製のものよりも硬い傾向にあります。
そのため、海外製のパッキンをそのまま使うと、弾道がいわゆる「鬼ホップ」になる傾向にあります。日本バージョンにアレンジしていない海外製電動ガンを使う時には、HOPパッキンの硬さに注意が必要です。
おすすめの海外製電動ガンランキングTOP3
ここまでは、海外製電動ガンと特徴や日本製との違いをご説明してまいりましたが、ここでは、筆者がおすすめする海外製電動ガンをご案内します。
評価点 | |
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スペック | 初速 ー 全長 753mm〜835mm 本体重量 約3.55kg 装弾数 4,000発 給弾システム電動巻き上げBOXマガジン付属 |
同じAK74でも、東京マルイの製品との違いは、拡張性の高さです。KEYMODレイルやM4タイプのストックと、モダナイズドされたAKが好きな方には、おすすめできます。電子デバイスである「MOS-FET」による3点射バーストもサバゲーマー向き電動ガンと言えます。
評価点 | |
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スペック | 初速 90m/s 全長 870~940mm 本体重量 3,350g 装弾数 115発 バーストシステム 3点射バースト搭載 |
評価点 | |
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スペック | 初速 95m/s 全長 810mm-895mm 本体重量 3360g 装弾数 140発 ブローバックシステム B.R.S.S |
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