ギリースーツはサバゲーで実用性があるのか?
サバゲー初心者にはスナイパーに憧れている人が多くいます。それに伴い、スナイパーの代名詞的な装備品である「ギリースーツ」を着て、フィールドで戦いたいという方も大勢いらっしゃいます。
では、そんなスナイパー志望のサバゲー初心者が憧れているギリースーツですが、本当にサバゲーで使える実用性があるのでしょうか?今回はまず、サバゲーでギリースーツを使うメリットとデメリットから検証して、サバゲーでの実用性についてご案内します。
サバゲーでのギリーのメリット
①上手く偽装すれば敵からの発見を防げる
サバゲーでギリースーツを使うアドバンテージは、「敵の目を欺く」の一言に尽きます。日本の自然に風景に合わせた色合いの偽装を施せば、うかつに動かない限り敵から発見される率はかなり下げられるでしょう。この時にあまりモコモコに仕上げない方が、自然な仕上がりになります。
サバゲーでのギリースーツのデメリット
動きにくい
スナイパーは状況に合わせて居場所を移動しなければなりません。この移動時に、ギリースーツを着ていると重く動きにくいのです。また、モコモコのギリーを着ながら移動をすると実に目立つのです。敵の目を欺くために使うギリーで相手にばれやすくなるのは本末転倒です。
夏場は暑く、色合わせが難しい。
夏場にギリーを着ていると、とても暑く群れてきます。そのためゴーグルが曇り易くなり索敵も難しくなります。また、夏場の濃い緑の殖生の色合いに、ギリーの色を合わせるのは結構難しく、市販のギリースーツでは違和感が出てしまいます。
さらに、実戦での交戦距離と違い、せいぜい50mほどの交戦距離のサバゲーでは、ギリーを着ていてもちょっとした違和感ですぐにばれてしまいます。
サバゲーでのギリースーツ運用はとても難しい
以上のように、本職のスナイパーと比べてはるかに近い距離で敵を迎え撃つサバゲースナイパーにとって、ギリーの使い方はとても高度なスキルを要求されます。さらに市販のギリーでは日本のブッシュの色合いに合わせにくいので、初心者がいきなり市販のギリーを着て、アンブッシュしたとしても、直ぐに気付かれて簡単には撃たせてもらえないでしょう。
では、サバゲー初心者にギリースーツは使えないのか?実は、サバゲー初心者でも自分なりに工夫を施すことによって使えるギリースーツに仕上がります。その方法を次に章でご案内します。
サバゲー初心者でも使いやすいギリースーツとは?
市販のギリー+魔改造
SHENKEL ギリースーツ ウッドランド 森林迷彩 防水仕様 Var.2
ステルススーツ
海外製市販のギリーをそのままサバゲーフィールドに持ち込んでも、日本の殖生の色合いには合わないことは前述しました。しかし、サバゲー初心者の皆さんがいきなり自作ギリーを作るのはかなりの気合いとスキルが求められます。
そこで、市販のギリーをそのまま使うのではなく、自身の主戦場となるフィールドの色合いに合うように、スプレーなどで簡易的に色づけをするだけでも、かなり使いやすくなります。また、ギリーの隙間にフィールドに自生している植物を入れ混むことによって、風景にも溶け込みやすくなります。ギリー初心者の入門用としてまず試す価値はあります。
ハーフギリー+自作ジュート追加
【ORDNANCE】オードナンス ハーフギリー
ギリースーツのデメリットで「動きにくい」ことを挙げましたが、そのデメリットを解消できるのが「ハーフギリー」「アサルターギリー」と言われるタイプのギリースーツです。このタイプのギリーはスナイパーよりも機動力を求められる兵士野ための物です。
そのため、交戦距離の短いサバゲースナイパーにこそピッタリだと言えます。従来のギリースーツよりも動きやすく、またメッシュ生地を使用した蒸れにくいタイプもありますので、おすすめできます。偽装は自分で取り付けなけらばならないですが、麻布を4分に現地の殖生を6分とすれば、かなり効果的な偽装が仕上がります。
3Dギリースーツ
DoCred Ghillie Suit 3D リーフ リアルツリー
さてここまではオーソドックスなギリースーツをご紹介して参りましたが、ギリースーツも日々進化しています。ここでご紹介するギリースーツは従来のギリースーツと比較してもコスパが高く、機動力、カムフラージュ率も高いという、サバゲーに打ってつけのギリースーツです。
いわゆるリアルツリー迷彩を基本にして、通気性に優れたメッシュ時の上に控え目な偽装が施されており、かなり風景に溶け込みます。筆者も20年以上、サバゲーに関わっていますが、この[3Dギリー」を着たスナイパーにブッシュ内に潜まれたなら、まず見つけることは不可能でしょう。
一発狙撃をしては、ポジションを移動するアクティブなスナイパーを目指す人に、是非お勧めしたいアイテムです。
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