はじめに
エアガンを安全に持ち運ぶためには、専用のガンケースが欠かせません。電車移動はもちろん、車で移動する際もエアガンをむき出しで置くのはNGです。特に車の後部座席など外から見える場所に置く場合、必ずガンケースに入れる必要があります。近年の条例改定もあり、ほぼすべてのサバゲーマーがエアガンをケースに入れて持ち運んでいるのが現状です。
しかし初心者の中には、ケース選びでサイズを間違えて愛銃が入らない、あるいは重すぎるケースを買って持ち運びに苦労する、といった失敗をしがちな方もいます。また、ハードタイプ・ソフトタイプなど種類が多く「どれを選べばいいの?」と迷うことも多いでしょう。本記事では、初心者でも理解しやすいようにエアガンケースの選び方を具体的に解説し、Amazonで購入できる人気のおすすめ商品10選をランキング形式で紹介します。
まずはケースの種類ごとのメリット・デメリットや選び方のポイントを押さえて、自分に合ったケースを選べるようにしましょう。その上で、2025年最新の売れ筋ケースから厳選したおすすめ商品をチェックしてみてください。
エアガンケースの種類と選び方
エアガンケースは大きく分けて、樹脂製やアルミ製の「ハードケース」と、布製の「ソフトケース」の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の用途に合うタイプを選びましょう。
ハードケース vs ソフトケース
ハードケースの特徴

ABS樹脂やアルミなどで作られており、頑丈で保護力が高いのが魅力です。内部にウレタンスポンジが敷き詰められているものが多く、衝撃を受けても中のエアガンが壊れにくい構造になっています。高価なエアガンをお持ちの方や、車で移動する機会が多い方に適しています。一方でケース自体が重く(目安として約4kg程度)、サイズも大きくかさばるため、徒歩や公共交通ではやや扱いにくい点に注意です。
ソフトケースの特徴

ナイロンなど布製のケースで、軽量(ハードより格段に軽い約1kg程度)かつ持ち運びやすいのがメリットです。リュックのように背負えたりショルダーで提げられるタイプも多く、電車や徒歩でフィールドに向かう人にはこちらが適しています。使用後は折り畳んでコンパクトにできるものもあり、収納場所も取りません。ただしハードケースほどの頑丈さはないため、衝撃からの保護力は劣ります。大事なエアガンをより確実に守りたい場合は、中に緩衝材を追加する、もしくはセミハードタイプを検討すると良いでしょう。
ワンポイント:セミハードケース
ソフトケースの携行性とハードケースの保護力を両立した中間的なケースです。内部に樹脂製フレームが入っていたり、外装に硬質な板材が組み込まれているタイプで、適度な軽さと強度を備えています。ハードケースだと重すぎるけれど布製だけでは不安、という初心者にはセミハードケースも選択肢になります。
サイズの選び方
ケース選びで最も重要なのがサイズです。まず、自分のエアガンの全長を測り、それに余裕を持った長さのケースを選びましょう。余裕がなさすぎると、サプレッサー(サイレンサー)やスコープを付けた状態で入らない、という事態になりがちです。たとえばスナイパーライフルの場合、付属品込みで1mを超えることもあるため、120cm程度のケースが必要になります。逆にハンドガンしか持っていないのに長さ1m超のケースでは大きすぎて扱いづらいでしょう。
また、収納本数も考慮します。エアガンを2丁以上所持しているなら、一度にまとめて運べる大容量タイプのケースがおすすめです。アサルトライフルと予備のサブマシンガン、ハンドガンをまとめて持ち歩きたいなら「ダブルガンケース」や「トリプルガンケース」が便利です。大量に入る分サイズも重量も増すので、持ち運び方法との兼ね合いも検討しましょう。
初心者で最初の1丁用ならシングル用のコンパクトケースで十分ですが、将来的に銃が増える予定があるなら最初から大きめを選ぶのもアリです。
機能面のチェックポイント

サイズとタイプが決まったら、細かな機能面もチェックしましょう。便利さや安全性に関わるポイントをいくつか紹介します。
- 1. 収納ポケットの有無
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予備マガジンやガスボンベ、BB弾ボトル、ゴーグルなどを一緒に持ち運びたい場合、ケース外側にポーチやポケットが付いていると便利です。ハードケースには基本的に外ポケットはありませんが、ソフトケースなら製品によって複数のポーチが付属しているものがあります。
- 2. 施錠機能(ロック)
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エアガンを他人に触られないように鍵をかけられるケースだと安心です。ハードケースの中にはダイヤルロックやパッドロック用の穴が付いたものがありますし、ソフトケースでもファスナー部分に南京錠を通せるタイプがあります。法律上は玩具のエアガンでも模造銃とみなされ得るため、保管時に施錠できることは安全面でプラスと言えます。
- 3. 防水・防塵性能
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屋外でのゲームが多い人は、防水性も確認しましょう。急な雨でも中のエアガンを守れるよう、防水生地のソフトケースやOリングで密閉できるハードケースがおすすめです。中にはIP67規格対応で「水深1mに30分沈めても浸水しない」レベルの本格防水ハードケースも存在します。砂塵が舞うフィールドでは、防塵性能が高いかどうかもポイントになります。
- 4. キャスター付きかどうか
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ケースと中身を合わせると相当な重さになることもあります。特にハードケースは空でも3〜4kgあるものが多く、銃や装備を入れると簡単に10kgを超えることも。そんなときはキャリーケースのようにキャスター(車輪)付きのケースがあると便利です。ただし未舗装路や段差が多い場所では転がせないこともあるので、フィールド環境も考慮して選びましょう。
これらのポイントを踏まえて、自分のプレイスタイルに合ったケースを選べば失敗は少ないはずです。では次に、初心者におすすめのエアガンケース10選を具体的に紹介していきます。すべてAmazonで在庫あり・人気上位の商品なので、気になるものがあれば「購入はこちら」のリンクからチェックしてみてください。
初心者におすすめのエアガンケース10選【Amazonで買える】
初心者に人気のエアガンケースを10個厳選しました。ハード・ソフト両タイプから、用途別に幅広くランクインしています。それぞれ特徴・メリット・デメリットを解説するので、比較検討に役立ててください。各商品の詳細スペックは表にまとめてあります。
※表示の価格は記事執筆時点のAmazon参考価格です(変動する場合があります)。
【ハンドガン用】MILITARY-BASE ハードガンケース 29cm

- ABS樹脂製で非常に軽量(約495g)。
- 内部は片面波型スポンジ・片面フラットスポンジで、銃に合わせてカット可能。
- 鍵付きラッチでしっかりロックでき、安全面も安心。
- 価格が手頃で初心者に大人気。
- ハンドガン用なので、ライフルやSMGなど長物には非対応。
- 完全防水ではなく、あくまで簡易的な防滴仕様。
項目 | 内容 |
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タイプ | ハードケース(ハンドガン用) |
素材 | ABS樹脂 |
内寸サイズ | 約310×255×80mm |
重量 | 約495g |
収納可能なエアガン | ハンドガン全般 |
サブ収納 | なし |
施錠 | ラッチ式(鍵付き、南京錠併用可) |
防水・防塵 | 簡易防滴程度 |
持ち運び方法 | 手提げハンドル |
【特大&キャスター付き】HTGベーシック ハードガンケース(約138cm)

- 全長約138cmの超大型ハードケースで、ライフルを2丁+ハンドガンなどまとめて収納可能。
- 強化PP樹脂+グラスファイバー製で耐衝撃性・防塵防水性(IP67)に優れ、大雨や埃からしっかり保護。
- キャスター付きなので、約8.6kgの重量でも転がして移動可能。
- ウレタンフォームで銃をしっかりホールドし、衝撃を吸収。
- 非常に大きく重たいので、徒歩や公共交通での移動には不向き。
- 価格も比較的高価。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ハードケース(特大サイズ) |
素材 | 強化PP樹脂+グラスファイバー |
サイズ(内寸) | 約1387×394×152mm |
重量 | 約8.6kg |
収納可能なエアガン | ライフル2〜3丁(推奨2丁) |
サブ収納 | なし(内部フォームあり) |
施錠 | コンビネーションロック+南京錠対応 |
防水・防塵 | IP67相当 |
持ち運び方法 | 手提げハンドル、キャスター |
【コスパ重視ソフトケース】Sutekus ダブルガンケース 100cm

- 価格が安く、Amazon高評価数も多い定番のソフトケース。
- 全長100cm対応+20cmの延長フードで最大120cmの長物も収納可能。
- ダブルガン収納が可能で、マジックテープで銃を固定できる。
- 外ポケットが複数あり、マガジンや小物類もまとめて収納。
- リュックのように背負えるので、公共交通での移動がしやすい。
- ソフトケースゆえ衝撃吸収力はハードケースより劣る。
- 大雨などには弱く、防水性は簡易レベル。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ソフトケース(ダブルガン対応) |
素材 | ナイロン(クッションパッド内蔵) |
サイズ | 約100cm(延長フードで最大120cm程度) |
重量 | 約1.1kg |
収納可能なエアガン | ライフル、SMG、ショットガンなど長物全般 |
サブ収納 | 外ポケット複数 |
施錠 | ファスナーに南京錠取付可(簡易) |
防水・防塵 | 防滴レベル(撥水素材) |
持ち運び方法 | 手提げ、リュック背負い、肩掛けストラップ |
【汎用性が高いソフトケース】LIBERTA WIBERTA ガンケース 120cm

- 全長120cm対応のロングサイズソフトケース。
- クッション性が高く、VSR-10などのスナイパーライフルも収納可能。
- 内部に固定ベルトがあり、銃のブレを防止。
- 外ポケットが複数付き、小物やマガジンもしっかり収納。
- 約800gと軽量で、リュック背負い&手提げの2WAY仕様。
- 完全防水ではなく、雨天では注意が必要。
- 厚みがやや薄いため、過度な衝撃からの保護力はほどほど。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ソフトケース(ロングライフル対応) |
素材 | ナイロン(クッションパッド内蔵) |
サイズ | 約1200×260×150mm |
重量 | 約800g |
収納可能なエアガン | ライフル、スナイパーライフル、SMG等 |
サブ収納 | 外ポケット×複数 |
施錠 | ファスナーに南京錠取付可 |
防水・防塵 | 防滴レベル |
持ち運び方法 | 手提げ、リュック背負い(ショルダーベルト) |
【軽量ロングハードケース】UFC 120cm ハードガンケース

- 全長120cmクラスのライフルまで収納できるロングハードケース。
- 約2.6kgと大型ハードケースにしては比較的軽量。
- 内部スペースに余裕があり、スコープ付きライフルやハンドガンも同時収納可。
- シンプルなデザインで価格も手頃。
- ラッチ式のふたを4点で固定し、移動時の開閉を防ぐ。
- 完全な防水仕様ではない。
- ロック機能はラッチのみで、鍵付きではない(南京錠対応)。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ハードケース(ロングサイズ) |
素材 | 高強度プラスチック(樹脂) |
サイズ(外寸) | 約1240×260×115mm |
重量 | 約2.6kg |
収納可能なエアガン | ライフル、ボルトアクション、SMG、他 |
サブ収納 | なし(内部フォームクッションあり) |
施錠 | ラッチ式(南京錠用穴あり) |
防水・防塵 | 生活防水程度 |
持ち運び方法 | 手提げハンドル |
【セミハード・背負いOK】S&T セミハードガンケース V2

- ソフトケース風だが内部に樹脂フレームを内蔵し、適度な剛性を確保。
- 重量約2kgとハードケースよりは軽量。
- 全長1085mm程度までのライフルに対応。
- 背負い用のリュックストラップ付きで、移動が楽。
- クッション材がしっかり詰まっており、衝撃吸収性もまずまず。
- ポケット類が少なく、大容量収納には不向き。
- 完全防水ではない。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | セミハードケース(背負い対応) |
素材 | ナイロン+内部樹脂フレーム |
サイズ | 約700×300×100mm(1085mmまでの銃に対応) |
重量 | 約2.0kg |
収納可能なエアガン | アサルトライフル、SMG、ショットガンなど |
サブ収納 | なし |
施錠 | ファスナー部に南京錠取付可 |
防水・防塵 | 防滴程度 |
持ち運び方法 | 手提げ、リュック背負い(2WAYストラップ) |
【中型ハードケース】MILITARY-BASE ABS ライフルキャリングケース

- 全長約88cmで、MP5やP90などSMGや短めのカービンライフルに最適。
- 内部はカット可能なスポンジ入り。
- 約3.2kgとハードケースとしては比較的軽量で、シンプルなデザインが魅力。
- しっかりとした作りで耐久性も良好。
- 手提げハンドルのみで、リュックストラップはなし。
- 完全防水仕様ではなく、あくまで防滴レベル。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ハードケース(ミドルサイズ) |
素材 | ABS樹脂 |
サイズ(外寸) | 約880×340×135mm |
重量 | 約3.2kg |
収納可能なエアガン | SMG、短銃身カービン、ハンドガン |
サブ収納 | なし(内部スポンジ) |
施錠 | ラッチ式(南京錠取付穴あり) |
防水・防塵 | 防滴程度 |
持ち運び方法 | 手提げハンドル |
【軽量コンパクトソフト】LayLax SATELLITE ライトガンケース Neo

- 全長約71cmのコンパクトソフトケースで、P90やMP5Kなど短機関銃に最適。
- 約720gと非常に軽量。
- カラー展開が豊富(ブラック、OD、タン、ネイビーなど)で、おしゃれに使える。
- ショルダーストラップ付きで肩掛け・手提げ2WAY仕様。
- 外側ポケットにマガジンや小物を収納可能。
- スナイパーライフルなど長物には対応不可。
- 防水性能はなく、雨天では注意。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ソフトケース(SMG・PDW用) |
素材 | 高強度ナイロン(薄型クッションパッド入り) |
サイズ | 約710×270×65mm |
重量 | 約720g |
収納可能なエアガン | SMG、短銃身カービン、ハンドガンなど |
サブ収納 | ファスナーポケット×1 |
施錠 | ファスナーに南京錠取付可 |
防水・防塵 | 防滴程度 |
持ち運び方法 | 手提げ、ショルダーストラップ |
【ショートライフル向け】SHENKEL ライフルキャリーケース 70cm

- 全長70cmまでのコンパクトライフル・SMG向けソフトケース。
- P90やMP7A1などをぴったり収納できるサイズ。
- 外装にマガジンポーチ3個、アクセサリーポケット1個を備え、収納力充実。
- 約720gで軽量、ショルダーベルト付きで持ち運びしやすい。
- 価格が安く、初めてのサブマシンガンケースに最適。
- 長い銃には使えない。
- 防水機能はなし、雨の日には注意。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ソフトケース(SMG/PDW向けショート) |
素材 | 高強度ナイロン(クッション入り) |
サイズ | 約710×270×65mm |
重量 | 約720g |
収納可能なエアガン | SMG、PDW、ショットガン(折りたたみストック)など |
サブ収納 | マガジンポーチ×3、アクセサリーポケット×1 |
施錠 | ファスナーに南京錠取付可 |
防水・防塵 | 防滴程度 |
持ち運び方法 | 手提げ、ショルダーベルト |
大容量ソフトケース】R-STYLE トリプルブロック ダブルガンケース

- 2~3丁のエアガンを収納できる大容量ソフトケース。
- メイン区画が二層構造でライフルを2挺同時に収納可能。
- ハンドガン類を入れるサブスペースもあり、装備を一括収納できる。
- 外側ポケット多数でマガジン・BB弾・ゴーグルなどを分納可能。
- 約1.55kgと軽量で、ショルダーベルトと手提げハンドルで楽に運搬。
- 全長100cm相当まで対応のため、超ロングライフルには不向き。
- 大きくかさばるので公共交通ではやや邪魔になる。
- 防水機能はない。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | ソフトケース(大容量ダブルケース) |
素材 | ナイロン、ポリエステル(クッション材入り) |
サイズ | 約1000×260×150mm |
重量 | 約1.55kg |
収納可能なエアガン | ライフル、SMG、ショットガン(約100cmまで) |
サブ収納 | 外ポケット多数、USBポート付き |
施錠 | ファスナーに南京錠取付可 |
防水・防塵 | 防滴程度 |
持ち運び方法 | 手提げ、ショルダーベルト |
まとめ
エアガンケースの選び方とおすすめ商品10選を紹介しました。最後に、ケース選びの重要ポイントを振り返りましょう。
- 1. ケースの種類(ハード or ソフト)を決める
-
ハードケースは頑丈で安心感がある反面、重くてかさばりやすい。ソフトケースは軽く持ち運びしやすい反面、衝撃吸収力がやや劣る。移動手段や使用シーンに合わせて選ぶ。
- 2. サイズをしっかり確認する
-
エアガンの全長や付属品込みのサイズを測定し、少し余裕を持たせたケースを選ぶ。将来的に銃が増える予定があるなら大容量タイプも検討すると良い。
- 3. 機能面(施錠、防水、ポケットの有無)をチェック
-
第三者からのアクセスを防ぎたいならロック機能付き。屋外での使用が多いなら防水性能を意識。マガジンや小物を一括収納するなら外部ポケットが豊富なモデルがおすすめ。
特に初心者におすすめのモデルを挙げるなら、ハンドガン用なら「MILITARY-BASE ハードガンケース 29cm」、長物をまとめて持ちたいなら「Sutekus ダブルガンケース 100cm」あたりが手頃な価格で人気です。また、インドア用など短めのSMGをお使いなら「LayLax SATELLITE ライトガンケース Neo」の軽さとデザイン性は魅力的。
購入後は、エアガンをケースに収納するときにブレないよう固定し、使い終わったら汚れや水分を拭き取るなどメンテナンスすることで長持ちします。保管時は弾やガスを抜いて子供の手が届かないよう管理し、施錠可能なケースなら鍵をかけておくとより安全です。
お気に入りのエアガンを長く使うためにも、ぜひ自分にぴったりのガンケースを選んでみてください。安全第一でサバゲーやシューティングを思い切り楽しみましょう!
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